コラム

2017年08月22日
 

核兵器禁止条約採択で迎えた戦後72年~尼崎後援会への寄稿

 私たちは戦後72年の夏を、人類史上画期的な核兵器禁止条約が国連で採択されて迎えることになりました。

 70年以上にわたる被爆者の痛苦の思い、長年の運動が実り、条約にも「ヒバクシャ」が核兵器のない世界をつくるクリエイター(創造者)と明記されました。核兵器の製造、使用から貯蔵、配備などに至るまで文字通りの全面禁止です。重要なのは、核保有国が口実にする核抑止力論=「核兵器があるから戦争にならない」を認めず、「核による威嚇」も禁止していることです。

 また、難問だった核保有国の扱いも、核兵器を廃棄して条約に参加する道だけでなく、条約に参加しつつ核兵器廃棄の道をたどれるよう門戸を開いています。条約が発効すれば、核兵器が初めて国際法上違法となります。条約に参加しない核保有国は、法的には縛られなくとも、政治的、道義的に、「違法の核兵器をいつまで持ち続けるのか」と世界の世論から問われ続けることになります。わが党も代表が参加し、会議の成功へ貢献しました。

 日本政府は、会議に不参加のうえ、条約に署名もしないと早々に表明し、世界中の失望を買いました。しかし被爆者の代表は「へこたれません」「政府の対応は国民の力で変えることができる」「都議選で自民党は惨敗した。国政でもそのことが起きる可能性は十分ある」「『核兵器のない世界』をつくる日本の政府をつくるために努力していきたい」と語りました。この思いにぜひとも応えたいと思います。