吉井ひでみ個人演説会にて
 今日は午前中、加西市内で市立加西病院と中小業企業のみなさんを訪問、懇談した後、午後からはJAみのりの本店と西脇営農経済センターへ。夜は佐用で吉井ひでみさんの個人演説会へ。
 市立加西病院では、山邊裕院長と西脇嘉彦事務局長と懇談。
 同病院は、昨年から公営企業法の全部適用の病院として運営されています。
 病院に決済権が増え、さまざまな措置が迅速におこなえるようになったのは、メリットということでしたが、3ヵ年の計画で黒字をめざすのは相当な課題です。
 市からの補助も同規模、近隣諸都市の病院と比べて2~3億円少なく、他都市と同等の補助があってようやく経営の見通しがたつといいます。
 「資金不足による現場へのしわ寄せがボディブローのように効いている」「診療報酬も3~5%ほど上がるかと期待したけど…」とも。


 この間の公立病院の窮地はいうまでもなく、医師不足と診療報酬の連続的引き下げという、いずれも政治によってもたらされました。
 その一方である診療報酬の引き上げは、民主党政権になって公約とは裏腹にほとんど上がりませんでした。
 もう一方の医師不足問題では、病院独自の努力が実っているさまが伺えました。同病院では医師としての力を伸ばすためにも、プライマリ・ケア(国民のあらゆる健康、疾病に対し、総合的・継続的、全人的に対応する地域の政策と機能―日本プライマリ・ケア学会の「基本概念」より)を重視して臨床研修をおこなっており、毎年5人程度の臨床研修医が着任しています。
 また、蘇生トレーニングコースや院内感染対策のチームの設置など、医療スタッフが医療人としての自覚と誇りをもって働けるような努力を重ねており、若い医師を医療スタッフ全員で支えるような雰囲気がつくられていることや、病院の医療レベルがあがることで、地域内の医療レベルも上がることなどを通じて、医師や看護師が集まるようになっているといいます。
 また、そうした努力をつうじて、今年は患者も増え、経営コンディションもよくなっている手ごたえもあるといいます。


 こうした病院の努力を後押しするためにも、診療報酬の抜本的引き上げと患者負担の軽減、医師不足対策の引き続く強化(自治体が病院に出していた補助金への国からの財政支援が、民主党政権になってからの“事業仕分け”でばっさり削られてしまったことはその逆行です)など、求められていると痛感しました。


 JAみのりでは、上羅堯己代表理事組合長らと懇談。
 志位委員長が昨年、JA全国中央会の大会に招かれたようすがさっそく話題になり、「ワシはよう行ってへんけど、えらい拍手やったそうやなあ」と。
 今年からはじまる戸別所得補償制度について、「生産調整も嫌なら参加しなくてもいいというのでは、これまでの農村文化が失われるのではないか。水利など、ムラの共同でこそ、コメ作りが支えられてきたけど、それが壊されてしまいかねない」と。
 この点は、西脇の営農センターでも「生産調整のためにブロックローテーションで作付けしてきたけど、そのための補助金の加算がなくなって心配だ。ため池の水が頼りの地域では、限られた水資源のなか、そうやって調整してきたのに…」と指摘されました。


 米価の下落になんの手立てもとらない民主党政権のやり方にも、FTAを前提に、さらなる輸入で米価を下落させて所得補償しようとすれば、「いったいその財源はどこからもってくるのでしょう」との危惧も表明されました。
 この地域では、酒米である山田錦が特産です。米価が下落すれば、酒造所から酒米も値下げをとの圧力がかかるため、他人事ではありません。


 全国でも栽培がひろがっている山田錦ですが、県種子協会や改良普及所の援助もうけ、兵庫のブランドを維持するためのさまざまな努力もおこなわれています(おいしい日本酒談義も少々…)。
 この農家の努力を政治が応援することが必要です。世界的な食糧危機の時代に、農業は、国内での安全・安心な食料の確保とともに、農地を維持管理することで国土・環境保全にも多大な貢献をしています。輸入自由化路線に歯止めをかけ、再生産が可能な価格保障・所得補償の実現へ、力を尽くしたいと思います。


 さて、終盤にさしかかった佐用町でのたたかい。応援に入った吉井ひでみさんの話を聞いて、誰を選べば町民の願いが届く町政になるのか、いよいよはっきりしてきました。
 昨年の台風災害からの復興が町の大事な課題ですが、あの台風直後の9月議会では、何と議会が当初、議運で議員質問の「自粛」を決めていたというのです。「町長が大変だから」というのが理由だそうです。共産党議員団の異議で、そうなりませんでしたが、13人もの議員が実際に質問をしなかったといいます。共産党議員団は5人ですから、大半の議員が質問をしなかったことになります。
 台風災害で町政にとっても課題は山積みのはずです。町民の声をできるだけ多く町政に反映させるためにも議会の役割が求められている、まさにそのときに、質問を自粛したんですから、これらの議員は職務放棄といわれても仕方がありません。いったい何のために議員になったのでしょう?