活動記録

2018年02月27日

和歌山・紀美野町で風力発電計画について調査

IMG_6076 昨日夜、神戸での会合を終え、一路和歌山へ。今日の調査に備えての前泊でした。

 今日は、紀美野町周辺で問題になっている風力発電施設について、調査をおこないました。

 この地域では、紀美野町を中心にその周辺も含めた広大な地域に、一基4500キロワットもの巨大な風力発電施設が43基(当初は72基の計画)も建設されようという計画が持ち上がって大問題になっています。

 寺本光嘉町長と懇談したあと、予定地の一つへ行き、地質などの専門家からも意見を聴きました。

 午後には、反対されている地元区長さんらに集まっていただき、お話を伺いました。

 寺本町長は、「紀美野町の自然豊かな条件を生かして、夢と希望の持てる町づくりをすすめたい」「この間、若い世帯の定住策をはかり、70世帯が定着。理由は、やはり紀美野の自然」。「テレビの難聴地域なので、風力発電の低周波等の、人体はもちろんのこと電波への影響も心配」「山間の多い地域で、どこで災害が起こってもおかしくない」「区長さんらはじめ、住民の皆さんの意見もあります。県知事も林地開発の許可などは住民の声が大事といっている」など、率直に語ってくださいました。

 予定地の視察では、当該地域が、地質の特性上災害の多いところであること、風力発電施設の建設によってさらに負荷がかかる問題など専門家から具体的に伺いました。

IMG_6080 区長さんらとの懇談では、2月半ばの住民説明会で100人を超す住民が集まり、反対の立場から、口々に健康被害や環境、景観などの影響が語られ、区長さんらも勇気づけられたこと、その後の区長会で、改めて反対の意思を確認し、県知事へ意見書を届けることが確認されたことなどが報告されました。また、「建設推進のためになっている」など、現行のアセスの問題点も語られました。

 メガソーラーも各地で大問題になっています。自然エネルギーの普及が、投資の対象になり、大手企業が外部から地元住民の意思も踏みにじって巨大開発に乗り出すやり方を規制するしなければなりません。ある区長さんが、「これではエコではなく、大企業のためのエゴだ」と述べたことは象徴的にそのことを表しています。自然エネルギーをもたらす自然環境は、本来地域の財産です。それをどう活かすかは、地域の問題です。エネルギーの地産地消、地域循環を基本にするような枠組みこそ求められています。