活動記録

2016年10月01日

国政報告懇談会をおこないまいした(発言の大要を追加しました)

img_1263 大門みきし参議院議員、清水ただし衆議院議員にもお越しいただいて、神戸市内で国政報告懇談会をおこないました。

 各種団体、地方議員など約60人のみなさんから、さまざまな要求課題について、ご意見をいただきました。力をあわせて要求実現へと取り組みたいと思います。

 私からは、これまでの国会活動について、①安倍政権と対決し、悪政を許さない歯止めの議席、②切実な願いを国会に届け、実現へ奮闘する議席、③積極的提案と野党共闘をすすめる議席の3つの角度で整理して報告させていただきました。

 

 

国会報告懇談会での発言

 

 送り出していただいて1年10か月。

 10年ぶりの兵庫の共産党議席として、安倍政権と対決するとともに、県民の声、願いを届けることを重視してとりくんできました。

その議席の値打ちを3つの角度で整理してみました。

 

安倍政権と正面から対決し、悪政を許さない歯止めの議席

 第一の値打ちは、安倍政権と正面から対決し、悪政を許さない歯止めの議席だということです。

当選した直後の国会では、安保法制=戦争法の強行など、安倍政権と正面からぶつかり合う国会となりました。私が所属する厚生労働委員会もそうでした。

 まず大問題だったのが、国民健康保険の改悪です。市町村国保の財政運営を都道府県に移すことで、一般会計からの繰り入れをなくし、保険料の平準化=大幅な値上げが危惧されていました。質疑の中で、高すぎる保険料による滞納・差し押さえなどの実態を示して、法案の撤回と対応の改善を求めました。保険料設定や一般会計からの繰り入れは引き続き市町村が行うことや、生活が著しく窮迫している場合は差し押さえを停止できると確認させることができました。

 続く大問題が派遣法の改悪でした。論戦では、業務ごとの期間制限をなくすことで、労働者を生涯派遣に追いやるものだと厳しく批判。総理とも本会議、委員会の2度にわたって対決しました。参考人質疑も通して、その本質が明らかになり、審議の流れが変わりました。総理などはごまかしに終始しましたが、安倍政権が現在「働き方改革」を打ち出す中、そのごまかしを許さず、真に労働者を守るものとするために今後に生きる論戦だったと思います。

 今年の通常国会では、冒頭の予算委員会で、総理の言う「介護離職ゼロ」のごまかしを明らかにするとともに、深刻な介護現場の実態の解決へ、報酬引き上げと職員の給与引き上げを求めました。医療や介護は「改革工程表」により、この秋から来年にかけてさらに改悪のメニューが並んでいます。引き続く改悪を許さない論戦をおこなう決意です。

 今年の通常国会最大のトピックスは、保育でしょう。「保育園落ちたの私だ」と国会前に赤ちゃんをつれたお父さん、お母さんたちが駆けつけ、何度も集会も開かれました。この問題では、実は、昨年の国会でも、待機児童の定義の改善を求める論戦をおこなっていました。この点では、今年になってようやく政府も、いわゆる潜在的待機児童数を発表し、定義の見直しに言及しています。また今年は、深刻な0、1、2歳児の待機児童解消のためと昨年からはじまった小規模保育(保育士の数などを規制緩和した施設)を卒園しても、その後の行き先がないという3歳の壁をとりあげ、規制緩和では待機児童問題の解決にはならないこと、おおもとに国による公立保育所の運営・整備費の一般財源化の責任を明らかにし、公立、認可園の抜本的増設と保育士の処遇改善を求めました。政府は、来年度の概算要求で、乳児のところでさらなる規制緩和を検討しており、引き続くたたかいに生きる論戦だったと思います。

 

切実な願いを国政に届ける議席

 第2の議席の値打ちは、切実な願いを国政に届ける議席です。

 当選後の初質問は、阪神・淡路大震災被災者支援の問題でした。その時に取り上げた災害援護資金問題は、事実上の返済免除を勝ち取ることができました。また、借り上げ住宅からの被災者追い出しについて2度にわたって質問、国交大臣や防災担当大臣から「ていねいな対応が必要」など、兵庫県や神戸市、西宮市で行われている被災者追い出しをそのまま是とするわけにはいかないことを浮き彫りにさせてきました。

 関連して熊本地震対策でも、安否確認等をおこなった事業所の活動を報酬として評価できるようにすることや、すべての障害者を掌に載せて支援をおこなうことなども実行させてきました。

 またアスベスト問題では、論戦を通して現行法の枠ではいまだ多くの方が救済されていないことを厚労大臣も認めざるを得ませんでした。救済へ、まだ改善が必要だということです。

 歯科技工士さんから要望いただいた深刻な実態の解決では、質疑の中で、根底に歯科の診療報酬が低い問題を提起、業界紙でも話題になりました。

 赤穂や姫路、淡路で深刻な土砂流出などの被害やその懸念が寄せられた太陽光パネル問題では、実例も示しながら、とりわけ地盤に対する安全面での担保がなく、規制の強化が必要であることを問題提起、政府からの答弁では地盤の考慮についても表明がありました。

 この他、臨時教員の「空白の一日」による不利益の解決、神戸在住の被爆者の方をはじめとする原爆症認定など取り上げてきました。もちろん、先にあげた国保や介護をはじめ、どの質疑でも、県民の声を具体例で取り上げながら政府に迫ってきました。

 

積極的提案と野党共闘をすすめる議席

 第3の議席の値打ちは、積極的提案と野党共闘をすすめる議席だということです。

 虐待防止では、先の国会で、県の児童相談所だけでなく、市町村の役割が大きくなる法案が成立しました。質疑のなかで、市町村の役割を重くする割には体制が弱い問題を指摘、実態を調査して国の責任で専門家の配置などを財政措置も含めて求めました。これには、来年度の概算要求で、市町村支援拠点の整備と、その運営費(人件費・事務費)助成が盛り込まれています。

 先に挙げた質問でも紹介したとおり、災害援護資金返済問題の解決をはじめ、さまざまに前進や今後の解決への足掛かりとなる答弁を引き出してきました。

 保育士の処遇改善の問題では、野党共同提案で出した法案の提案者になりました。

 

 安倍政権は、選挙では語らなかった憲法改悪をはじめ、臨時国会での年金カット、今後の医療、介護のさらなる大改悪を計画しています。引き続き、この3つの値打ちを光らせる論戦をがんばる決意です。