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2008年06月11日

秋葉原での殺傷事件を考える

後期高齢医療制度の廃止を求める緊急集会にて、金田みねお衆院比例候補があいさつ
 今日は、お昼に、後期高齢者医療制度の廃止をもとめる緊急集会に参加し、そのあと、派遣労働法の改正にむけた共同をひろげるための懇談を、兵庫労連とおこないました。

 お昼の緊急集会は、国会が会期末に向かうなか後期高齢者医療制度の廃止を!と三宮から元町周辺でアピール。
 共産党からは、金田みねお衆院近畿ブロック比例予定候補があいさつ、味口としゆき同兵庫1区予定候補、井村ひろ子同兵庫2区予定候補、神戸市議のみなさんがたなどが参加。


 その後の兵庫労連との懇談では、派遣労働法の改正へ、わが党の提案を携え、共同を広げるための知恵と経験を出し合う場となりました。
 巷での『蟹工船』ブームも話題にのぼりましたが、私がどうしても考えざるを得ないのは、先日の東京・秋葉原での残忍な殺傷事件です。


 報道でも明らかなように、容疑者の青年は、「いい子」で幼少時代をすごし、エリート高校に進学するも、そこで挫折し、彼の言葉で言えば、「県内トップの進学校に入って、あとはずっとビリ 高校出てから8年、負けっぱなしの人生」だと…。
 また、彼の「親が書いた作文で賞を取り、親が書いた絵で賞を取り、親に無理やり勉強させられてたから勉強は完璧」、「親が周りに自分の息子を自慢したいから、完璧に仕上げたわけだ 俺が書いた作文とかは全部親の検閲が入ってたっけ」(いずれも本日付「毎日新聞」より)との文章をみて、自分のことを“透明な存在”と言った神戸での児童殺傷事件をおこした少年(当時)の言葉とダブって仕方がありませんでした(ちょうど年齢的にも同年代です)。


 もちろん、どのような理由があってもこのような残忍な犯行は絶対に許されるものではありません。また、「派遣労働だったから」とか、「幼少時の教育のあり方が…」と、単純に、また断定的に事件の原因、要因を述べることもできないと思います。ましてや「この年代の青年だから」というものでは絶対にありません。
 しかし、このような事件がおきた社会的背景として、やはりいまの青年のおかれているさまざまな環境――生きづらさ、閉塞感、絶望感を抱かせるような社会のあり方を考えなければならないのではないでしょうか。


 『蟹工船』エッセーコンテストで大賞となった山口さなえさんが、“現代の小説であれば、ストライキに失敗した労働者たちが次に向かうのは、自殺か犯罪ではないか。『蟹工船』で最後にもう一度立ち上がるところに希望を見出した”というような意味のことを書いていたこと(『私たちはいかに「蟹工船」を読んだか―小林多喜二「蟹工船」エッセーコンテスト入賞作品集―』所収)が非常に印象に残っていましたが、私には、あってはならない犯罪が、現代の小説においてではなく、現実におこってしまったのが、今回の事件のように思えてならないのです。


 若い世代が希望を見出せるような“連帯”の輪を広げることの大切さ、そしてその緊急性を強く思わされました。

投稿者 teruhoriuchi : 2008年06月11日 23:15

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