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2008年02月08日

「理論的思考」の大切さ

今日のレジュメと資料
 今日は、兵庫県内の共産党に勤務する20代~40代くらいまでの専従者を対象にした“特別県党学校”で、科学的社会主義の講師をおこないました。
 その討論の場で一つ話題になったのが、スピリチュアルブームなどの現象です。

 朝、テレビをつければ、情報番組のあいまには、必ずといっていいほど(大概の局で)、血液型占いや星占いが登場します。ゴールデンタイムには、スピリチュアル番組…。
 個人的な気休め程度に楽しむぐらいならけっこうなんですが、少し前には、フジテレビ番組上での江原啓之氏の行動が問題になっていました…(番組に登場した女性に対して、依頼されてもいないのに、亡くなった“父親の声”なるものを再現させてみせ、女性のお店が経営難(実際には違う)なのは、女性のボランティア活動のせいだなどと述べたことに対して、BPO「放送倫理・番組向上機構」意見書がついた。そもそも事前にテレビ局側から江原氏に事前に伝えられた情報が間違いだったというのですが、なぜ見抜けなかったのか、氏の“能力”が疑われます)。


 それにしても、これほど科学技術が発達し、しかもそれらの認識が世間にもある程度は広くゆきわたっている日本で、なぜこれほどまでに広がっているのか。


 今日の学習では、自然科学から神秘主義にいたる道への戒めとして、エンゲルスが、弁証法的な観点の重要性を強調していたことを学ぶとともに、唯物論的な見方をしっかりと堅持することも重要と議論しました。
 つまり、この問題、科学知識をもちあわせていながら、一度自分の理解を超える“超常現象”に出会うと、その科学的思考を簡単に放棄してしまうところに問題があるのだと思います。


 「分からないこと」や「困難なこと」にぶつかったとき、「霊」のせいにしたり、運命に身を任せたり…というのでは、一時の気休めにはなっても、問題の解決にはむかいません。
 本当の“やすらぎ”を手に入れようと思えば、やはり、その問題に正面からとりくんで、解決にむけて一歩でも、二歩でも近づくことが必要ではないでしょうか。
 そのためにも、問題解明のための「理論的思考」が欠かせません。


○この講義の準備で、『科学的社会主義を学ぶ』、『古典研究 マルクス未来社会論』、雑誌「月刊学習」連載の「古典への招待」第1回~最新のものまで(以上不破哲三著)、『空想から科学へ』、『フォイエルバッハ論』(以上エンゲルス著)などを再読。

投稿者 teruhoriuchi : 2008年02月08日 18:17

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