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2007年12月22日
教育問題と党綱領
といっても、相手のみなさんは、私なんかよりも、ずっとずっと教育の専門家です。いったい、何を、どのようにお話しようか、ずいぶん迷いましたが、大きくは、参院選後の激動する情勢の特徴と日本共産党の役割についての話とし、教育問題は、安倍「靖国」派政権をおいつめた教育基本法改悪反対のたたかいから何を学び、くみとるのかとの視点で、綱領や民主的教師論の立場が大事だとお話させていただきました。
以下は、今日のレジュメです。
参院選後の激動する情勢の特徴と日本共産党の役割、値打ち
1、安倍「靖国」派政権の崩壊――あらためて教育基本法改悪反対のたたかいの意義をふりかえる
■「政治的衰退が極まった自民党の末期的な姿」(5中総決定)との指摘を実証
■教基法改悪反対のたたかいは、「靖国」派をおいつめた世論と運動の重要な一構成部分
(1)改悪教育基本法の2つの問題点
①国家が子どもたちに「愛国心」を強制。思想・良心・内心の自由――憲法19条違反。
②国家権力による教育への無制限の介入。憲法13条幸福追求権、19条、23条学問の自由、26条国民の教育への権利など、憲法が保障した教育の自由と自主性を蹂躙。
(2)教育基本法を改悪しても、憲法との矛盾から逃れられない――国会論戦で明らかに
①思想・良心の自由の保障
②教育の自由にかかわって、1976年最高裁大法廷判決――「国家権力による教育内容への介入はできるだけ抑制的でなければならない」との論理を政府も認めざるをえない
※最高裁学力テスト問題判決の重要な論点
ⅰ)国が教育内容を何でも決められるという見解を退けている
ⅱ)憲法26条を子どもの学習する権利としてとらえている
ⅲ)教育内容に対する国家的介入は抑制的であるべきとしている
ⅳ)法令にもとづく教育行政機関の行為も「不当な支配」になりうるとしている
(3)国民的運動、たたかいがかつてなく広がった
(4)憲法を守る運動、民主的教師論の立場がますます重要
「国がどんな悪法をつくり、教育現場を統制・支配しようとしても、教師の心――良心と信念まで縛りつけることはできません。よりよい教育と子どもたちの健やかな成長を願う父母と教職員の共同を断ち切ることもできない」(志位委員長)。たたかいの立脚点は憲法。
現場でおこる矛盾とどうたたかうのか――教育のあり様から、また憲法にもとづき導き出された76年大法廷の立場からも「国民全体に責任をもつ」本質は変わらない。それだけに、民主的教師論(※)の立場が重要。
綱領で「教育では、憲法の平和と民主主義の理念を生かした教育制度・行政の改革をおこない、各段階での教育諸条件の向上と教育内容の充実につとめる」を掲げる党として全力を。
※例えば、「教師は、教育にかんする専門の知識と技術と経験をもつものとして、こどもたちが基本的な知識や技術などをその発達に即して学びとるのを助ける責務を、国民にたいして負っています。われわれが、教育活動上の自主的権限を教師にあたえよと主張するのも、国民にたいする教師の責務の遂行を保障するためにほかなりません。この意味で、教師は、労働者であるとともに教育の専門家です。教師のこの二つの性格と地位は、けっして対立するものでなく、正しく統一されなければなりません」(1974年4月17日「赤旗」主張)
2、自公政権の深刻なゆきづまりと、自民・民主による「大連立」の動き――自民党政治の根本的改革の展望を示す日本共産党の値打ちは鮮明
■国会再延長――自公政権の深刻なゆきづまり
■「大連立」の動き――「2大政党づくり」の正体見えた
(1)国民への背信、「2大政党づくり」の正体見えた
(2)何のための連立か――一方で、日本共産党の確固とした立場、値打ちが鮮明に
①危険な海外派兵恒久法の狙いと、アメリカいいなり政治から脱却する立場をもつ党
②消費税増税の大合唱と「2つの聖域にメスを入れよ――行き過ぎた大企業減税と軍事費のゆがみただせ」との日本共産党の確固とした立場
■切実な要求を実現しようとすれば、綱領の立場に接近・合流せざるをえない
3、世界の激動的変化のなかで日本をみる
■20世紀から21世紀へ――平和、民主主義、民族独立の巨大な前進
■もはやひとにぎりの大国が軍事力でわがものにできる世界ではなくなった
■新しい活力を得たソ連崩壊後の世界
(1)ソ連崩壊を歓迎した日本共産党
(2)社会主義をめざす国ぐにの世界経済における比重の増大
■一国覇権主義・「新自由主義」路線NO!から、資本主義のシステムからの離脱へ
(1)党綱領でのみとおし
(2)ラテンアメリカでの変革の過程
(3)日本の情勢を世界の流れのなかでとらえる
以上
○『日本共産党と教育問題』(新日本文庫)、志位和夫著『教育基本法改定のどこが問題か』(新日本出版社)、『職場問題 学習・交流講座』(前衛06年8月臨時増刊)など、上記との関係で再読了。
投稿者 teruhoriuchi : 2007年12月22日 17:05
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